50代から大きく変わる？人生が豊かになる生き方とは

現代社会では「人生100年時代」と言われています。

そうなると50歳というのは、人生100年時代の「折り返し」の年齢ということになります。

ひと昔前であれば、50歳となるとそろそろエンディングに向けての準備という年代と言えましたが、いまでは決してそのようなことはなく、折り返すにあたってまだこれから何をすべきかを検討してみるタイミングと言えるのではないでしょうか。

定年も以前は一律60歳というのが常識でしたが、いまなら65歳、あるいはもっと働ける環境が整いつつあります。

そこで今回は、そんな50代からの人生をより有意義に過ごすために、何を知り、何をすべきかについてご紹介していきましょう。

50代のライフスタイルの変化

50代になるとそれまで長い間当たり前と感じてきたライフスタイルが、少しずつその形を変えていきます。

ライフスタイルというものは習慣ですから、つい気付かないまま何気なく過ごしてしまいますが、ある程度スタイルの変化を自覚することが必要です。

子どもの自立

まず、お子さんのいる家庭の場合は、親が50代になる頃には徐々に子供が自立していくタイミングとなります。

これまでは子供中心で回っていた家庭が、子供が自立して夫婦になってしまうというのは、大きなライフスタイルの変化と言えるでしょう。

子供がいなくなれば経済的な負担も軽減されます。

そのため今までなかなか手が出せなかった、お金がかかるような趣味にもチャレンジできるようになるはずです。

子供が自立したあと、自分たち夫婦だけでどんなライフスタイルを描きたいか考えてみましょう。

仕事内容や社会的地位が変わる

50代になると仕事内容も大きく変化することが多いでしょう。

それまでは現場で張り切って働いていた人でも、50代になるとマネージャー寄りの仕事になったり、場合によっては経営者視線を持った業務にシフトしていくかもしれません。

現場と管理者では業務自体が異なるのは当然ですが、立場や役職という意味でも大きな変化があるはずです。

業務や立場、役職の変化はある程度あらかじめ心の準備や業務における段取り、根回しが必要なことが多いため、仕事においても50代は新しいチャレンジと、環境への適用が求められることが多くなります。

ひとことで言えば責任のある立場になるということで、50代までに蓄積されてきた経験を活かすポジションへとなるため、ある意味環境も変化すると言えるでしょう。

健康への意識が高くなる

50代ということで年齢を重ねるに従って避けることができないのが、健康に関する問題です。

40代まではある程度無理がきいていたのが、50代になると徐々に健康に関してごまかしがきなくなってくるものです。

生活習慣をしっかりと管理し、病気にかからないよう健康に関するケアをしっかりしなければならないのも、50代になってからのライフスタイルの変化です。

食事に関してもこれまで飽食気味だったとしたらヘルシー志向にシフトしてみたり、運動に縁がなかったのならジム通いを始めてみるなど、これからの人生や健康を害して辛いものにしないためのアクションや意識づけが大切になります。

50代からの人生がもっと楽しくなる生き方

さてこのように50代というのは人生の中間地点で、50歳までの生き方を生かしつつ残りの半分の人生を充実させるために変化が必要になるかもしれません。

では50代になったとき、どんなことを心がければより幸福な人生を過ごせるようになるのでしょうか。

周囲の人を大切にする

人は50代まではある程度自力でなんとか過ごすことができますが、歳を重ねるに従って誰かの助けが必要になってくるものです。

そのため重要になるのが、人間関係です。

これまで良い人間関係を周囲の人たちと作ってこれたのであれば良いのですが、もしそうでないとしたら今一度周りの人たちとの関係を見つめ直し、その人たちを今まで以上に大切にする必要があるかもしれません。

趣味に時間やお金をかける

子供達が巣立ち時間やお金に余裕ができたなら、趣味に時間やお金をかけてみても良いでしょう。

さらに50代を過ぎ、60、70代になれば、仕事もリタイヤして時間が余ってしまいがちです。

そのようなときに時間を有効に活用できるような趣味がなければ、退屈な毎日を食い潰す日々を送らなければならなくなります。

もちろん趣味というものは楽しむためのものであり、人によっては人生の中でも重要な位置付けになる可能性もあるものですから、将来に向けて本当に自分が楽しめる趣味を50代のうちに模索しておくと良いでしょう。

仕事以外の生きがいを探す

これも趣味と共通しますが、趣味と呼べるものでなかったとしても、仕事以外の生きがいを探してみてはいかがでしょうか。

自分が本当にしたかったこと、若い頃に憧れていたこと、その頃はできなかったことを思い出してみて、人生の余裕ができた今、あらためてチャレンジしてみるのも悪くありません。

新しいコミュニティに参加する

新しい人間関係を作りたいのなら、新しいコミュニティに参加するのも良い方法です。

例えば習い事だったり、地域の活動だったり、趣味の集まりなどを探し、まずは自分に合うか様子を見に行ってみてはいかがでしょうか。

最近であればネットを使えば比較的容易に、自分が興味のあるコミュニティを見つけられるはずです。

夫婦や恋人との接し方を考える

これまで共に過ごしてきた夫婦やあるいはパートナーとの、より親密な関係を作ることも、残りの人生の充実度を高めるためには重要です。

いまいちど自分自身のパートナーとの接し方を見直し、より良いリレーションシップを作れるようにつとめてみてください。

独身の人は出会いを見つけるか、独身生活を極める

独身の方は、新たなパートナーを探しに行きましょう。恋愛をして、気の合うパートナーと過ごすことは人生を豊かにします。新しいコミュニティに属し、積極的に出会いを探してみてはいかがでしょうか？

若いときに断念したことに再チャレンジしてみる

若いときにチャレンジしたものの、続かなかったりできなかったりと断念したことはありませんか？まだまだ人生は長いです。もう一度チャレンジすることも悪くありません？

思い切ってやってみると若い時よりも簡単にクリアできた、ということもあります。

50歳からの人生で気を付けたいこと

人生の転機ともなる50代は、これからの希望を手に入れるために、逆に注意しなければならないこともあります。

お金の管理をきちんとする

老後の資金は多くの人にとって興味があり、そして心配であることの一つです。

日々のお金の管理をきちんとすることは当然ですが、将来的な老後資金をいかに調達、確保するかを、具体的なプランとして練ることもこの年代でしなければならないことなのです。

定年後の人生設計を考える

仕事におけるキャリアプランを若い頃から練っている方も多いでしょうが、仕事をリタイヤした後のプランを考えていないという方も多いのではないでしょうか。

10年程度後に訪れる定年後の人生設計も、今まで仕事でしてきたキャリアプランと同じくらい大切なのではないでしょうか。

ネガティブな考え方を避ける

人は歳を重ねるごとに思考がマイナスになってしまいがちです。

年齢により身体的に衰退し始めると、メンタルも同時にネガティブになりがちなのは仕方がないことです。

そのため、自分の思考がネガティブになっていないかをチェックし、もしそうなってしまっていれば意識して気持ちを明るく前向きに切り替えることが大切です。

趣味人倶楽部で仲間と楽しもう

趣味人倶楽部（しゅみーとくらぶ）は、大人が同じ趣味を持つ人を探せるコミュニティサイトです。インドアからアウトドアまでさまざまな趣味を持つ人が集まっています。同じ趣味の人と繋がって、これからも楽しい人生を送ってみませんか？

趣味人倶楽部ではこのような活動が行われています。

まとめ

50代になって、「もう半分過ぎてしまった」と考えるか「残りの半分をどう生きるか」と考えるかは、自分自身の気持ちの持ちようです。

せっかく今まで培った人生や仕事の経験値を、これから活かすかそれとも無駄にしてしまうかが、この気の持ち方によって変わってしまいます。

子供が巣立ち自由になった時間とお金を何に投資し、何を実現して手に入れたいかを、一度ゆっくりリラックスしながら見つめてみてはいかがでしょうか。