【シニア向け】50代〜60代におすすめの出会いの場を紹介

「同世代の人と知り合って、楽しい時間を過ごしたい」と考える方は多いものです。しかしシニア世代に差し掛かると、出会う人の多くが年下で、なかなか話が合わない……ということも多いのではないでしょうか。特に恋人・パートナーを探している方にとっては、難易度が高いものです。

そのためここでは、シニア世代が同世代と出会える場所について取り上げることとしました。

シニア世代向けの出会いの場

シニア世代の出会いの場所として取り上げたいのが、

・婚活パーティー

・シニアサークル

・SNS・Webサービス

です。

それぞれ見ていきましょう。

婚活パーティー

若い世代にとってもシニア世代にとっても、恋人・パートナー探しの場として役に立つのが「婚活パーティー」です。

既知のことではありますが、婚活パーティーとは、「結婚を目的とした人たちが出会う場所」を指します。

多くの婚活パーティーは、「年齢」を一つの区切りとしています。そのなかには「40代以上限定」「50代や60代中心」「40歳から69歳まで」と謳ったものも多くあります。同世代のシニア世代と出会って、結婚をしたいと考える人には非常に向いているでしょう。また、なかには「再婚者および再婚に理解のある人向けの企画です」としているところも多いため、一度はパートナーと別れた人にも利用できます。

ただし婚活パーティーは、ほかの「出会いの場」とは異なる性質を持ちます。これはあくまで「結婚相手を探している人向け」の企画だといえます。もちろんここで出会った人と結果的に友人関係になることはありますが、「結婚する気はないけれど、同世代の異性と出会いたい」と考えている方は入るべきではありません。

シニアサークル

高齢化社会である日本では、シニア世代向けの「シニアサークル」も多くみられます。サークルによって異なりはしますが、40代以降の方を対象としていることが多く、特に50代以降の方を中心にしたものが多いのが特徴です。

シニアサークルは、「恋人・パートナー探し」「友人探し」の2つを両立できるのも大きなメリットです。同世代の人と自然な交流が生まれやすく、気負うことなく楽しめるでしょう。

また、高級レストランなどのように、「一人ではちょっと行きにくい場所」に足を運べるようになるというのも魅力です。

「友人との出会い」「恋人・パートナー候補との出会い」「自分一人では足を運びにくいところに行く経験」のすべてを味わえるのは、シニアサークルの大きなメリットです。

SNS・Webサービス

SNS・Webサービスで同世代の人を探す、というのも一つの方法です。

たとえばTwitterなどで、「60代」と入れてアカウントを検索すれば、プロフィールに「60代」と書いている人がひっかかります。

SNS・Webサービスの場合、必ずしも「対面で会うこと」を必要としないという特徴があります。そのため、「足が悪くてなかなか出歩けないけれど、人と交流したい」「まずはメッセージのやり取りをして、その後で電話でお話をして、仲良くなってから直接会いたい」などのような人にも利用しやすいというメリットがあります。

SNS・Webサービスを使う頻度は人それぞれのため、すぐにレスポンスがないこともありますが、「自分の生活に無理のない範囲で、段階的に人と出会っていけること」はSNS・Webサービスの持つ大きな魅力です。

出会いの機会が多い趣味

上では「出会い」を目的とした選択肢を提示してきましたが、ここからは「趣味の場で出会うこと」を想定してお話ししていきます。

趣味の場での出会いは、「相手との共通の話題が存在する」というのが大きなメリットです。このため、話題に事欠くことがありません。少なくとも、「最初の話題」に困ることはないでしょう。これが、上記で紹介した3つの選択肢と大きく違う点です。

スポーツジム・フィットネスクラブ

健康増進のためのスポーツジム・フィットネスクラブは、通っている方が非常に多いものです。

プログラムを提供しているスポーツジム・フィットネスクラブもありますが、このプログラムに、「毎回・毎週・同じ曜日の・決まった時間」に参加している人の場合、同じようにプログラムを取っている人とは知らず知らずのうちに顔見知りになるでしょう。もちろん、プログラムに参加せずとも、毎回・毎週・同じ曜日の・決まった時間に通うようにするだけでも、顔見知りは増えていくはずです。マシントレーニングを行えるスポーツジム・フィットネスクラブの場合、交替のときなどに声を掛ける・掛けられることもあるかもしれません。

ただ、スポーツジム・フィットネスクラブの場合、「体を鍛えることだけを目的として、真摯に真剣にトレーニングに打ち込んでいる人」も多くいます。そのため、声を掛けても良さそうな相手かどうかは、ある程度見極めなければなりません。

カラオケ喫茶・スナック

シニア世代に人気の場所として、「カラオケ喫茶」があります。心地よく歌を歌えるカラオケ喫茶は、昼間から営業しているということもあり、昔からシニア世代の出会いの場となっていました。何度も通っていくうちに常連となり、人との交流が生まれやすいのも魅力です。

スナックは、多くの場合ママとの会話を楽しむことになります。ただそれでも、常連となれば、同じように長く通っている人との間で会話が生まれることもあるかもしれません。自分が普段出会うことのない世界の人と出会えるのも大きな魅力です。

ただ、新型コロナウイルス（COVID-19）流行下の現在は、「カラオケ喫茶だけど、歌は歌えない」「席同士の間隔を大きくあけている」「そもそもお店を一時休業している」というところも多くみられます。

そのため、足を運ぶ場合にはまずはお店の状況を確認しなければなりません。

英会話教室

根強い人気を誇る趣味といえば、「英会話教室」です。新型コロナウイルス（COVID-19）流行前は、「海外旅行を快適に過ごすこと」を目的として英会話教室に通う人も多くみられました。

英会話教室は、英語を「しゃべること」を前提としているため、必ずだれかと会話することになります。多くの英会話教室では、初回〜3回目くらいのタイミングで「自己紹介を英語でやってみよう」というカリキュラムを組んでいるため、自然に自分のことをしゃべることができる上に相手のことを聞くこともできます。また、英会話教室の場合は「今までどこの国に旅行しましたか」「なぜこの教室に？」などのような、「定番の話題」もあるため安心です。

ただ、こちらも新型コロナウイルス（COVID-19）の影響を受ける選択肢です。実際に申し込む場合は、事前に確認しましょう。

50代・60代に人気の出会いサービス

ここからは、具体的に「50代・60代に人気の出会いサービス」について解説していきます。

趣味人倶楽部

「趣味人倶楽部」は、20代以上の方が登録できるサービスです。対象年齢は広いものの、「シニア」などのキーワードで検索することもできます。

「山登りをしたい人」「ゴルフをしたい人」「世界遺産に足を運びたい人」など、1人では難易度が高い趣味でも仲間を見つけやすいのが特徴で、「コミュニティ」の機能を使えば自分と同世代・同趣味の方を簡単に探すことができます。

ブライダルゼルム

「30代以降の恋人・パートナー探し」を専門としているのが「ブライダルゼルム」です。ブライダルゼルムの場合、登録者の中心世代は45歳〜65歳であるため、同世代で恋人・パートナーを探したいと考えている人には向いているでしょう。

交際率100パーセント、成婚率65パーセントという数字も魅力的です。ただし入会金で55000円、またサポート費用なども発生しますから、この点については注意が必要です。

アッシュ

幅広い範囲の活動を提案しているのが、「シニアサークルアイビー」です。飲み会や食事会が多くみられますが、全国展開をしているのが大きな魅力です。たとえば、「50代を中心とした出会いイベント」が、同日に、恵比寿や仙台、佐賀、金沢など多くの都市で開催されています。

「出会いの場といっても、結局は東京ばかり……」と思っている方におすすめです。

おとなじかん

「大人がつながれる場所を」を目的として、イベントの場所を提供しているのが「おとなじかん」です。ワイン会や日本酒会を積極的に開催しており、食事系のイベントが非常に強いのがこの「おとなじかん」の特徴です。

「食事を楽しみたい」「大人の出会いの場所ならば、上質なところに行きたい」と考えている方には、とても使いやすいサービスとなるでしょう。

まとめ：新しい出会いが第二の人生を豊かにする

「今の自分の周りの人を大切にして、ゆったりと生きていきたい」「定年退職をして子どもも手を離れたからこそ、これからは一人でのんびりしたい」という気持ちは否定されるべきものではありません。

しかし、シニア世代になると、新しい出会いがどんどん減っていってしまうものです。「だれかとつながりたい！」と思うのであれば、自分から積極的に動いて、多くの人とつながるようにすると良いでしょう。

そのための方法が、現在ではたくさんあります。自分に合いそうな場所を選んで、積極的に活動してみてくださいね。