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簡単にできる手品・マジック5選|余興や出し物におすすめ!コツも解説

「手品」は、見ている人はもちろんですが、手品を行う人もまた「見ている人の驚く表情を見られる」という楽しみがあります。

手品の歴史は非常に古く、その起源は紀元前24世紀ごろにまで遡るとまでいわれています。手品が昔から多くの人に愛されてきたことを示す歴史的な事実ですが、ここでは「初心者さんでもできる手品」をテーマとして、そのやり方をお伝えしていきます。

また、今回は「身近な道具でできる手品」に焦点を絞っています。

簡単にできる手品・マジック5選

今回紹介するのは、

・コップが消える手品

・コインが手を貫通する手品

・紙コップの中身を投資する手品

・トランプの数字を当てる手品

・ティッシュが消える手品

の5つです。

コップが消える手品

「コップが消える手品」は、比較的よく知られてる手品です。

1.机の上にコインを置く

2.その上にコップを置く

3.ハンカチをかぶせる

4.コップとハンカチを持ち上げる

5.再度4を1の上に置き、上から叩く

6.本来はコップがあるはずなのに、ハンカチはつぶれ、ハンカチとコインだけが残る(コップが消えている)。

種明かしをしましょう。

4の段階で、コップを膝の上に落としておくのです。

しかしハンカチはコップの形になっていることで、「コップの形になっているハンカチの中にはコップがある」と思わせられます。

ちなみに今回は「コップ」「ハンカチ」で紹介しましたが、ビンや新聞紙でも行えます。

コインが手を貫通する手品

手の中に包み込んでいたはずのコインが、いきなり手の甲に現れるのが「コインが手を貫通する手品」です。

1.左手の手の中にコインを握りこむ

2.左手の手に右手を置く

3.3回程度手を振る

4.手の中にあったはずのコインが、手の甲に現れる

種明かしを見ていきましょう。

これは、親指と人指し指の間からコインを出すことで完成する手品です。

手を握りこむときに、親指と人差し指の間の輪を少し大き目にとります。

そして手を振っている間に、この穴からコインを出すのです。出したコインは右手で掴み、そのまま手の甲に置くと、まるで手の中からコインがそのまま出てきたように見えるわけです。

紙コップの中身を透視する手品

「中身がまったく見えない紙コップの中を透視する手品」です。

1.コイン1枚と、紙コップを3つ用意する

2.自分は後ろを向き、顔を伏せる。その状態で、お客さんに任意のコップの中にコインを入れてもらう

3.「コインを入れていない紙コップの位置を動かしてください」と言う

4.見えていないはずだったのに、どこの紙コップにコインを入れてあるかがわかる

この手品を成功させるためには、事前の仕込みが必要です。

ただ、その仕込みは非常に簡単なもので、真ん中に置く紙コップに、お客さんに見えないように印を付けるだけです。

こうしておくと、「どの位置に印付きの紙コップが移動したか」で、コインの位置が当てられます。

・真ん中に入れられていた→印付きの紙コップは、そのまま真ん中にある

・右に入れられていた→印付きの紙コップは、一番左にある

・左に入れられていた→印付きの紙コップは、一番右にある

となります。

「見えないはずの紙コップの中身がぴたりと当てられる」この手品は、印が見つかってしまえばおしまいです。目立たないように付けることはもちろん、演技力も求められますので練習しておきましょう。

トランプの数字を当てる手品

手品の中でも、「トランプの数字を当てる手品」は王道中の王道だといえます。

その手順を見ていきましょう。

1.後ろを向いて顔を伏せて自分からは見えないような状況にした上で、お客さんにトランプを選んでもらう

2.選んだ枚数の分だけ、テーブルの上に上向きでトランプを重ねてもらう

3.その上から、選ばなかったトランプを重ねる

4.相手からトランプを返してもらい、その下半分を相手に返す

5.手持ちの札の中から、相手に「先ほど決めたトランプを出してください」と言う

6.自分も手持ちの札の中から、トランプを選んで出す

7.開けてみると、5と6が同じ数字になっている

なかなか複雑なこの手品は、相手に「なぜ私の選んだ数字がわかったのか」という驚きをもたらしてくれるものです。

これを成功させるには、「トランプを切ったときの、一番上のカードの番号」が重要な意味を持ちます。

トランプを切ったときに、一番上に来るカードの番号を覚えておきます。

その上で、相手が2の工程でトランプを重ねていくと、自分が覚えた「一番上にくるカード」は下になります。

自分で探すときは、「一番上にくるカード」の上に重ねられた枚数を数えます。このときに、相手が選んだカードの数字がわかります。なお、数えるときには「一番上にくるカード」も枚数に入れます。

こうすれば、相手がどんな数字のカードを選んだのかがわかります。

少し難易度が高い手品ではあるので、事前に何度か練習しておくことをおすすめします。

ティッシュが消える手品

「何かを消して見せる手品」もまた、手品の王道ともいえるものです。

今回は身近なティッシュを使い、これを消していきましょう。

1.ティッシュを広げて、タネや仕掛けがないことを示す

2.ティッシュの角が出るように、左手の親指と人差し指でつまむ

3.右手を使い、ティッシュを下から丸めていく

4.その後、ティッシュは右手で持ち変える

5.飛び出した部分を、「ここはもう要らないのでちぎりましょう」などのようにアナウンスをし、ちぎってポケットに入れる

6.「魔法をかけます」などのように言い、お客さんを集中させる

7.手を開けると、左手に入っていたはずのティッシュも消えている

この手品の種明かしのキーワードとなるのは、「ちぎる」と「ティッシュの移動」です。

2の段階で、飛び出しているところと本体部分を、指で密かにちぎります。

また、3の丸める段階では手のひら側を自分に向けるようにして丸めていき、ティッシュがすでにちぎれていることがばれないように工夫します。そしてこのときに、ティッシュを巻き込んでいた右手から、ティッシュの角を持っていた左手に、丸めたティッシュを移動させておくのです。

4の段階では、すでに左手の中にはティッシュがありません。この状態で右手で飛び出したティッシュをちぎれば、「飛び出したティッシュ」も「丸めたティッシュ本体」も、左手に持たれることになります。そしてこれをポケットに入れれば、この段階で、「ティッシュを持っていない手」が完成します。

なお、このときに目線をポケットに移してしまうと勘のいいお客様は気づいてしまいます。そのため、視線は左手側に固定し、右手には目をやらないように注意しましょう。「魔法をかける」などの工程も、お客さんの気を逸らすための方法です。

ティッシュをちぎるときや移動させるときに、どれほど自然に、どれほど違和感なくできるかで、この手品の完成度が変わってきます。ティッシュは非常に安価なものなので、何度も練習してみてくださいね。

初心者でもサマになる手品のコツ

手品は、「タネさえ知っていれば多くの人ができるもの」です。

しかしその完成度は、熟練度によって大きく異なります。

ここからは、初心者さんでも相手を「だましやすく」、またサマになる手品のコツをお伝えしていきます。

視線で意識を逸らす

最後の「ティッシュが消えるマジック」のところで少しお話ししましたが、「視線」は手品において非常に大きな役割を果たすものです。

お客さんは、手品を行う術者の視線を追います。逆にいえば、術者が見ていないところへの注意はおろそかになります。

そのため、あえて「タネ」の部分には視線をやらず、「タネ」と関係のない部分に視線を注ぐのです。術者がそうすることで、お客さんもまた、その「タネとは関係のない部分」をじっくり見るようになります。

ただ、初めのころはどうしてもタネの部分に目をいかせてしまいがちなものです。練習回数を重ねてその手品を自分のものにしていくことで、この問題点は解決できるようになります。何度もやってみてくださいね。

「指を鳴らす」などの演出を加える

「指を鳴らす」「魔法を唱える」「念を送る」などの行動は、場を盛り上げてくれます。

お客さんはみんな、「心地よくだまされること」「楽しくだまされること」を期待しています。指を鳴らしたり魔法を唱えたり念を送ったりといった演出は、このような「心地よいだまされ経験」を作る上で非常に重要なものです。そのため、手品の手順自体には必要でなかったとしても、これらの演出を入れるとよいでしょう。

またこのような演出を行うことで、「タネ」から目を逸らすことができる場合もあります。

硬い表情ではなく笑顔で

手品は、エンターテイメントのうちの一種です。そのため、基本的には笑顔で行うようにしましょう。

もちろん、「力んで見せる」「わざと失敗したように見せて、泣き顔を作ったり焦った顔をしたりする」「わざと怒ったような表情をして見せる」などの演出は、手品を楽しくしてくれます。

しかし、「緊張でガチガチになっている」「手品を成功させることばかり考えていて、表情が硬くなっている」という状況では、手品の楽しみも失われてしまいます。

常に笑顔で、常に楽しくお客さんに向き合いましょう。

趣味人倶楽部で手品・マジック好きとつながろう

手品ほど、「一人では完結できない趣味」もないかもしれません。

手品は、術者がいて、お客さんがいて、初めて完成するものです。もちろん一人で練習を行うことは重要ですが、それを楽しんでくれる人がいなければ手品は完成しません。

身近な友人や家族、あるいは会社の余興などで手品を披露するのは非常に楽しいものです。

しかし「まったく知らない人を相手に手品をして見せたい」「同じように手品好きの人と交流したい」「自分も手品を行いたいが、人の手品も見てみたい」と考える人もいることでしょう。

このような人は、趣味人倶楽部のコミュニティがおすすめです。

趣味人倶楽部では、「手品を楽しむ人のためのコミュニティ」があります。これに参加すれば、「手品のお客さん」とも「手品の術者」とも「手品仲間」とも交流ができるでしょう。

まとめ:慣れてきたら難しい手品にも挑戦!

手品には多くの種類があり、それぞれで難易度が異なります。

まずは初心者さん向けの手品から始めて、慣れてきたら難易度の高い手品にチャレンジしていきましょう。難易度の高い手品は、「行う楽しみ」も「見る楽しみ」も格別なものです。

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