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〝2022/2023シーズン:新国立劇場オペラ・ラインアップ発表〟

 新国立劇場は開場25周年を迎える2022/2023シーズンのオペラ・ラインアップを発表。  今シーズンも2020年に公演中止となっていたヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』、ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』、ヴェルディ『リゴレット』はじめ、注目の公演が目白押し...

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〝不満が残ったMETの新制作『リゴレット』〟

 メトロポリタン・オペラが8年振りにヴェルディ『リゴレット』を新制作上演した(12月31日初日)。2019年を最後に葬り去られたマイケル・メイヤー演出の1960年代のラスヴェガスを舞台にした惨めなプロダクションに比べたら、どんな演出でも著しい改善になると思われる。...

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〝チャイコフスキー歌劇『イオランタ』(演奏会形式による上演)〟

 1月15日ペトレンコ指揮ベルリンフィル・ハーモニー演奏会でチャイコフスキーの歌劇『イオランタ』が演奏会形式で上演された。 『イオランタ』は、今シーズンの目玉であるチャイコフスキー・オペラ・シリーズの2回目。直前にソーニャ・ヨンチェヴァがキャンセルしたものの、幸...

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〝観客に夢を沸き立たせた短縮版『サンドリヨン』〟

 メトロポリタン・オペラは2006年から毎年12月~1月に、ファミリー向けの英語翻訳によるオペラを上演している。今シーズンは、何度も上演されてきたモーツァルト『魔笛』短縮版に加えて、マスネ『サンドリヨン』を英語翻訳・短縮した『シンデレラ』がレパートリーに加わった。...

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〝フォルクスオーパーの『レディ・イン・ザ・ダーク』〟

 11月23日に始まったロックダウンは当初の予定通り20日間で終了し、ウィーンでは12月12日から劇場やコンサート・ホールが再開した。  ウィーン・フォルクスオーパーでは、クルト・ヴァイルのブロードウェイ・ミュージカル『レディ・イン・ザ・ダーク』が当初の予定から...

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〝ドゥダメル&国立歌劇場の『トゥーランドット』〟

 フランスではオミクロン株による感染が増加しているが、現在のところ、ダンス・フロアのあるナイト・クラブ以外、特に営業の制約はない。ただ、オペラヤバレエなどの催しでも、出演者の感染による様々な変更が出ている。  12月13~21日のオペラ・コミック座のグノー『ロメ...

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〝新制作オペラ『エフゲニー・オネーギン』〟

 11月10~19日には、シャンゼリゼ劇場でチャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』の新制作上演が行われた。演出はステファン・ブランシュヴェーグ。1992年よりチェーホフをはじめとしたロシア演劇の演出をよく手掛けてきた。  舞台は一面、若さと夢を象徴する緑の...

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〝新作オペラ『稲妻』〟

 11月2~11日、オペラ・コミック座でフィリップ・エルサンの委嘱新作オペラ『稲妻』が初演された。  エルサンは1948年生まれのフランスの作曲家で、調性感と繰り返されつつ変化する短いモティーフやアルペッジョが心地よく、耳馴染みのいい作品が多い。オペラはこれが3作...

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〝『さまよえるオランダ人』〟が新国立劇場で上演

 1~2月に新国立劇場で、2021/2022シーズン・オペラの第4弾として、ワーグナー『さまよえるオランダ人』が上演される。マティアス・フォン・シュテークマン演出によるプロダクションは今回4度目の上演。名指揮者ジェームズ・コンロンの新国立劇場初登場が注目。 【日...

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〝メノッティの一幕オペラ『アマールと夜の訪問者』〟

 クリスマスには必ずと言っていいほど上演される定番のオペラと言えば、皆さんもよくご存知のフンパーディングの代表作おとぎオペラ『ヘンゼルとグレーテル』。  そのオペラほど有名ではなく、あまり知られていませんがアメリカではクリスマスによく上演されるオペラが、メノッテ...

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〝コロラトゥーロラの女王エディタ・グルベローヴァさんが亡くなりました〟

 10月18日、死去、74歳でした。 1946年、チェコスロヴァキア(現・スロヴァキア)生まれ。  プラハ、ウィーンで声楽を学び、68年にブラスチラヴァ国立歌劇場でのロッシーニの歌劇『セビリャの理髪師』ロジーナ役でデビュー以来、70年頃からウィーンを中心に、ミラ...

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〝国立歌劇場のプレミエ〟

 ベルリン国立歌劇場におけるコロナ規制緩和後の最初の有観客プレミエはモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』だった。指揮はバレンボイム、演出はシェローの元アシスタント、ヴァンサン・ユゲである。  この公演、何を間違ったのか、恐ろしく面白くない結果に終わってしまっ...

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〝ピアチェンツァから世界に羽ばたく歌手たち〟

 ベッリーニのオペラ『ノルマ』の主役を歌って記憶に残るソプラノと言えば、マリア・カラスを筆頭にモンセラート・カバリエやジョーン・サザーランドが思い出されるだろう。  彼女らの他にも無論多くの歌手がこの役を演じているのだが、九月ピアチェンツァの市立劇場での主役を演...

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〝アン・デア・ウィーン劇場の新シーズンは最古の音楽劇で〟

 アン・デア・ウィーン劇場の新シーズンが、新制作のカヴァリエーリ『魂と肉体の劇』で開幕した。  1600年頃にローマで成立したこの作品は、現存し、出版された最古の音楽劇である。同劇場が2006年にオペラ専用劇場として再オープンして以来、16年間にわたってロラン・ガ...

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〝今年のザルツブルク音楽祭注目の2つの新作オペラ〟

 パンデミック以来2度目のザルツブルク音楽祭が、7月17日から8月31日までの全スケジュールを終えた。  とりわけ注目を集めた公演は、いずれも昨年から延期された2つの新制作オペラ、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』とノーノの『不寛容1960』である。  テオ...

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〝ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA『トスカ』〟

 10月1日(金)より『ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉』が公開される。  本作は、2020年12月にウィーン国立歌劇場で行われたプッチーニ『トスカ』を映画化したもの。  トスカを演じたソプラノのアンネ・ネトレプコによる「歌に生き、恋に生...

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神奈川県立音楽堂室内オペラ・プロジェクト第4弾

「音楽堂室内オペラ・プロジェクト」の第4弾。同プロジェクトは、現在世界のオペラ制作のトレンドは「小型化」であるとし、室内オペラを紹介している。  今回は、フランク・パヴロフの小説『茶色の朝』をもとにした、フランスの作曲家ブルーノ・ジネールによる『シャルリー~茶色の...

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〝新国立劇場で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』が新制作で上演〟

 11月に新国立劇場と東京文化会館が共同制作する「オペラ夏の祭典2019-20 Japan-Tokyo-World」の締めくくりとして、ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』が上演される。演出は新国立劇場初登場のイェンス=ダニエル・ヘルツォーク。指揮の大...

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ロッシーニのオペラ「シンデレラ」

イタリアのロッシーニのオペラは、ヴェルディのオペラのような立派な脚本はなく、ある意味ではたわいのない物語を、歌唱芸術の極地とも言える超絶技巧のアリア、限界なまでの早口の歌の掛け合いなど音楽に歌唱にあらゆる嗜好を織り込んだ高度の音楽で飾り立てて芸術作品に仕立てていま...